TPC教育サポートセンターが「スクールローヤー制度について考える」シンポジウムを開催します。子どもの最善の利益のための弁護士(SL)による学校サポートとして、
・スクールローヤーとは何をする人? 普通の弁護士と何が違うのか?
・なぜ、スクールローヤーが必要なのか?学校を取り巻く状況・環境の変化は?
・府教委・市教委サポートチームから見えてきた弁護士連携の意義、効果は?
・スクールローヤーには、具体的にどのようなケースを相談できるのか?
・SSW、SC等との連携による学校支援の可能性は?
・弁護士側の受け皿体制は?
・相談や派遣の具体的方法は?
というテーマで意見交換し、スクールローヤー(SL)の意義と可能性について考えるという趣旨で実施するものです。以下の要領で開催しますので、参加を希望される方はご参集下さい。事前の申し込みは不要です。
1 日時 平成23年11月3日(木・文化の日) 13時30分?16時30分 13時開場
2 場所 新大阪丸ビル新館 405号室(新大阪駅東口から150m
住所:大阪市東淀川区東中島1丁目18番27号
TEL:06-6321-1516
3 参加費 会員 無料 非会員 500円
4 参加者 パネリスト
中野 澄(大阪府教育委員会児童生徒支援課首席指導主事)
加藤 拓(茨木市教育委員会学校教育推進課参事)
三木憲明(弁護士 TPC理事)
コーディネーター
峯本耕治(弁護士 TPC理事長)
5 本シンポの趣旨 「TCPとスクールローヤーについて」
TPCは1999年の設立以来、福祉的視点を入れたアセスメント・プランニングスキルやケース会議の導入等による校内チーム体制作り、効果的な機関連携体制作りと共に、専門職による学校サポートシステムとして、スクールソーシャルワーカー(SSW)とスクールローヤー(SL)の導入を活動目標の柱としてきました。
SSWにつきましては、2005年に大阪府教育委員会のSSW事業がスタートし、2008年には文部科学省による全国的なSSW活用事業が始まるなど、SSWは、SCと並んで、専門職による学校支援として、教育現場に確実に根を下ろしつつあります。
そのような中で、TPCのもう一つの目標であるスクールローヤー(SL)についても、このたび、大阪府教育委員会において試験的に実施されることとなりました。
学校と弁護士との連携については、府教委や市教委のサポートチーム等の活動を通じて、実績を重ねてきていますが、近年、保護者対応の困難化や対応困難な学校事故、深刻な暴力・問題行動ケース等が増加する中で、学校と弁護士との連携ニーズも高まりを見せています。
本シンポでは、子どもの最善の利益の実現を目的とするスクールローヤー導入の経緯や意義、予想される効果・メリット、具体的な制度のあり方や利用方法等について、パネルディカッション形式で語り合いたいと思います。