大阪市教育委員会では、平成17年6月に、子ども・教職員の安全確保のために、子どもの安全指導員体制を立ち上げました。統括者、統括代理、指導員50名、合計52名のすべてを警察官OBで構成しております。制度立ちあげから4年半あまりが経過し、巡回体制等が確立し、機動的な巡回自主警備を行っております。
子どもの安全指導員の通常業務は、拠点校を発着点として、原動機付自転車で1人平均7?8校の小学校等の巡回・自主警備を行い、校内外の不審者・不審物等の有無の確認や学校出入口の施錠確認等を行います。
また、登下校中や課業中に子どもの所在が不明になった場合などの捜索活動や、学校周辺で事件が発生した場合の子どもの安全確保にむけた校内外の警備を行ったりします。
大阪市教育委員会では、子どもと教職員の安全確保の充実にむけて、今後とも、取り組みを進めてまいります。
奈良県の「子どもの規範意識向上推進委員会」
奈良県教育委員会では、本年度より「子どもの規範意識向上推進委員会」をたちあげました。奈良県の子どもたちの様子を全国学力・学習状況調査の結果からみると、学力は全国平均を上回っていますが、規範意識が低いということがわかります。「子どもの規範意識向上推進委員会」は、委員長に森田洋司先生を迎え、県知事部局、警察関係、保護者、市町村教育委員会、小・中・高等学校生徒指導研究会、県教育委員会で構成し、子どもたちの実態を正確に把握し、規範意識を向上させるためにはどのような取組をすればよいのかを話し合います。 第1回「子どもの規範意識向上推進委員会」を6月に、第2回は10月に行い、各委員からは貴重なご意見をいただきました。
また、小委員会として、規範意識向上推進小委員会と不登校対策小委員会を開催し、現場の先生方の意見も参考としています。