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新型コロナウイルス感染症の流行拡大は、大人のみならず子どもにも平穏な日常を突如奪われた喪失感や閉塞感を抱かせ、休校期間が続いたり「新しい生活様式」を強いられたりしたことが大きなストレスとなった。コロナ禍における不登校、いじめ、自殺、児童虐待の現状と背景をふまえながら、これからの生徒指導の方向性を探っていきたい。
日時 | 令和4年 2月12日(土)10:00~12:15 |
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会場 | 堺市三国ヶ丘庁舎 大会議室(堺市北区百舌鳥赤畑町1丁3番1) |
①「安全・安心な魅力ある学級づくりについて~不登校・いじめへの取組~」 和歌山県教育庁 学校教育局 教育支援課 児童生徒班 いじめの認知件数は増加している。特に近年、低学年での増加傾向が顕著である。本県では、いじめを問題行動としてだけではなく、子供の発達上の課題やサインとして捉え、各学校の特色に応じた取組をとおして、未然防止と再発防止につなげる効果的な指導方法の研究に取り組んでいる。本県の不登校に係る取組を報告するとともに、安全・安心な魅力ある学級づくりの取組を紹介する。 |
②「教育と福祉が連携した支援体制整備事業~教育と福祉のよりよい連携のあり方を目指して~」 滋賀県教育委員会 幼小中教育課 困難な状況にある児童生徒が、学校で健康で自分らしく生きられるよう、また、支援が必要な児童生徒を誰一人取り残さないために、教育と福祉の関係機関が連携した支援体制の強化・充実を図ることが必要である。そのため、県スクールソーシャルワークスーパーバイザーを市町教育委員会に派遣し、市町の福祉部局や関係団体等に出向き、教育と福祉が一体となった、地域の子どもを支える体制づくりに必要な支援を行っている。その取組の状況について報告する。 |
③「ひょうごっ子SNS悩み相談事業について」 兵庫県教育委員会事務局 義務教育課 兵庫県では、令和元年度より、兵庫県に在住する全児童生徒を対象に、「ひょうごっ子SNS悩み相談」を通年で実施している。双方向相談に加え、「学校に伝えてほしい」内容を書き込むことができる一方向連絡も、365日24時間で受け付けており、相談数、登録者数も年々増加している。また実施にあたっては、年2回、評価研究委員会において検証し、改善を行っている。そこで、この3年の概要と実績、今後の課題等について報告する。 |
④「大阪府発!コロナ禍における子ども支援・学校支援ネットワークの充実」 大阪府教育庁 市町村教育室 小中学校課 生徒指導グループ コロナ禍において、子どもたちを取り巻く状況は厳しさを増しており、大阪府においても、いじめ重大事態や不登校、児童虐待事案等、子どもの生命・身体にかかわる事案の増加が危惧されている。その課題に対応するため、府と市町村が協働し進めている専門人材の連携によるチーム支援の充実等、支援ネットワークの構築・活用について報告する。 |
指定討論者 | 片山 紀子(京都教育大学 教授) |
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ファシリテーター | 大橋 忠司(同志社大学 非常勤講師) |
シンポジスト | 実践報告を行った各府県市教育委員会 |
会員無料/非会員1,000円
日本生徒指導学会関西地区研究会事務局
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